金融機関が重要視する指標の1つに、借入返済可能売上高というものがあります。借入金を十分に返済していける売上高はいくらなのか。昨今の経済情勢を踏まえると、経営者は事業計画などを立てるうえでより意識しておく必要があるといえます。

借入返済可能売上高は次のようにして求めます。

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簡単な例で計算してみましょう。
下記のような損益構造の会社だったとします。
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まず、返済に必要な利益ですが、法人税等の実効税率が30%ですので、借入返済額÷0.7で計算します。(ただし繰越欠損金があって税金がかからない場合は÷0.7は不要です)
なお、ノンキャッシュ費用である減価償却費をこの借入返済額から差引く場合がありますが、この例では減価償却費を将来の再投資費用とみなして加味せずに計算します。

毎月の返済が100千円とすると、この例の場合、上記数式から
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となり、毎月100千円の返済をしていくためには1,108千円の売上が必要ということになります。

この他、金融機関が重要視する指標として債務償還年数や借入金対月商倍率などもあります。アルファ税理士法人では、お客様へお渡ししている「リスク分析」という資料で確認することが出来ます。気になる方などいらっしゃいましたら是非ご相談ください。