「今年の年末調整、去年と違う点は?」という声がチラホラと届いてくる時期になりました。
昨年の生命保険料のような改正はありませんが、主なものとして2点、確認しておきたいと思います。
また、今後影響が出るその他の改正点についても、開始時期がいろいろと異なっていますので、
まとめてチェックしておきましょう。

【1】復興特別所得税の徴収
年末調整についても毎月の給与等と同様に、所得税と復興特別所得税の合計額で行います。
平成25年1月1日から 平成49年12月31日までの25年間、2.1%の復興特別所得税が加算
されます。
【2】年収1,500万円を超える場合の給与所得控除
年収1,500万円を超える場合、平成24年までは
「給与等の収入金額×5%+170万円」とされていましたが、改正により、平成25年から定額
245万円の頭打ちとなっています。
【3】その他の改正(平成26年以降から適用)
①所得税率の改正
現在の6段階から7段階へ増え、最高税率が45%に引き上げられます。
(課税所得4,000万円超) ⇒平成27年分以後の所得税から
②住宅ローン減税の改正
平成26年4月1日からの消費税率の改訂に伴い、一般住宅では以下の通り改正されます。
(認定住宅等についても同様に改正があります。)

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③個人住民税における住宅ローン控除の改正
所得税から控除しきれなかった分について、以下の範囲内で個人住民税から控除します。

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