Vol.201のちょっとイイハナシでも銀行の格付のお話をしましたが、
今回は決算書の表示箇所を工夫するだけで格付がアップする方法をお話し
したいと思います。

決算書の損益計算書には、本業において利益を生み出す活動に使われた費
用である「販売管理費及び一般管理費(以下、販管費)」、本業以外に発生
した費用である「営業外費用」が計上されています。
皆さんの決算書は、上記基準により「販管費」と「営業外費用」に区分が
されていますか?

結果として「販管費」に計上しようが、「営業外費用」に計上しようが、最
終利益は変わりません。もちろん、納税額も変わりません。ただ、一点変
わるところがあります。
それは、「営業利益」の金額です。
「販管費」に計上した場合、「営業利益」は小さくなってしまいます。

格付審査では最終利益が赤字でも本業での儲けをあらわす「営業利益」が
プラスであれば一般的に良い評価となります。
「営業利益」はインタレスト・カバレッジ・レシオという指標に影響します。

インタレスト・カバレッジ・レシオ=(営業利益+受取利息及び受取配当金)÷支払利息

この指標から、営業利益が支払利息の何倍かということがわかりますので、
企業の支払利息の支払能力を判断する際に利用します。
一般的には、金融機関(銀行等)が企業にお金を貸す際などに参考にする
指標です。

表示箇所によって、銀行から見た格付の評価が変わります。
一度、会社の決算書を確認してみてください。
「販管費」に計上されているものの中には、「営業外費用」に計上できる
ものが含まれているかもしれません。